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映画忘備録

映画を見た感想を、ひたすらメモっていくブログです。

ベイマックス:笑えて泣ける上にヒーローとロボット要素までも取り込んだ100点満点で120点出す映画

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どうでもいいことだが「ベイマックス」を観に映画館に行ってみたら、妖怪ウォッチのハンパない集客力を見せつけられてきた、あれは凄いわ。

「Big Hero 6」について

さて本作「ベイマックス」(原題:Big Hero 6)は、マーベルコミックの「Big Hero 6」というアメコミを原作としたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオズ製作*1の3Dアニメ作品である。

原作の「Big Hero 6」はほとんど世に知られていない作品で、監督のドン・ホールがその日本要素を気に入ってマーベルのデータベースから発掘してきたもの、そもそもは日本のポップカルチャーに影響を受けた作品で、アメコミなのに日本人のヒーローが東京を守るという内容だが、当然ながら人気は出なかったらしい。

この時点ですでに薄々感じられると思うが、実は「ベイマックス」と「Big Hero 6」の間にはほとんど共通点がないくらいに改変されており、舞台も東京からサンフランソウキョウという架空の都市になっているし、ベイマックスも元々介護ロボではない、またメンバーも多民族化している。

つまり日本っぽい世界観で戦うヒーローが作りたかったので、原作もほとんど知られていない作品であることから、自分の作りたい映画向けに大幅に改変してしまったというわけで、近年でいうと「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の原作と映画に近い関係である。

思ったよりもアメコミっぽい

「ベイマックス」はサンフランシスコと東京を足して2で割ったという架空の都市サンフランソウキョウが舞台で、「日本人のロボ好きな子供が主人公のスーパーヒーロー物」という、ディズニー映画としては完全にどうかしてる設定。

しかしながらサンフランソウキョウが、場面によっては思い切り東京であるという意外には日本要素はほとんど無くって、むしろアメコミだと思って観にいった方がいい。

いや、そういう映画じゃないから

「ベイマックス」の内容についてだが、なにか”フワフワした不思議生物と少年の触れ合いを描く心温まる作品”*2みたいな宣伝のされ方がされていて、そういう要素がないことも無いが基本的にはコメディというかギャグ映画で、「ベイマックス」がワリと役に立たないというギャグが繰り返される。

その「ベイマックス」が強化されて、空を飛べるようになったりロケットパンチを出せるようになったりするのだが、これが違和感なくロボットものとしてカッコいいし、仲間とチームを組んで戦うようになると、これも仲間がちゃんとヒーローとして描かれていてスゲーカッコいいし熱い。

もはやオススメできない相手が存在しない 

つまり「ヒーローもの」「ロボットもの」をちゃんと魅力的にカバーしてなおかつ、笑えて泣けるいつものディズニー/ピクサー作品で、しかもいつものようにちゃんと作りこんであるので、子供から大人まで鑑賞に耐える極めて直球の正しい映画になっており、欠点が見当たらないというよりは良くない箇所が発見出来ない。*3

あえて言うといつものディズニー/ピクサー作品なので、目新しい要素はベイマックスの”フワフワのケア専用ロボット”という造形*4と、サンフランソウキョウという物凄く東京っぽい都市以外にはあまりない。

しかしながらこれだけの要素を過不足無く、しかもこのクオリティを保ったままで108分の映画を成立させており、鑑賞時の満足感も非常に高いので劇場で公開している間に是非行くべき。

 

ベイマックス|映画|ディズニー|Disney.jp |

*1:そのわりには内容も舞台も限りなくピクサーっぽいのだが・・・

*2:なんで日本の宣伝はやたらめったら”心温まる”映画が好きなのか謎

*3:とはいえストーリーのつなぎが若干強引ではある

*4:見た目は「神社の鈴」、性格は「となりのトトロ」に影響を受けたそうです

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