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映画忘備録

映画を見た感想を、ひたすらメモっていくブログです。

ゴーン・ガール:間違ってもカップルで観にいってはいけない極上ミステリ映画

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「ゴーン・ガール」は同名小説を基にしたデビィッド・フィンチャー監督、ベン・アフレック主演の作品である、なお原作者のギリアン・フリンは本作の脚本も担当している。

ちなみに本作はミステリ映画で、失踪した妻の行方を捜す夫の話なのだが、心温まる夫婦愛とかいうものは完膚なきまでに全く描かれないっていうか、むしろ真逆のベクトルの話なので間違ってもカップルで観にいかないように。

複雑なストーリーをサラっと見せる構成力 

「ゴーン・ガール」はストーリーが多層構造になっている上に、序盤は過去の出来事を挟みながら進行するため、全く内容が掴めないまま進行する。

しかしながら普通に鑑賞していて話が分からないとか複雑だとは思う人はあまりいないだろう、それはこの複雑で分かりにくいストーリーを実にスマートにスッキリと構成して提示しているからで、このスマートさは特筆すべきものだ。

主演のふたりについて

ニック・ダン演じるベン・アフレックは近年では俳優というより映画製作者*1として成功しているのだが、イケメン俳優ながら「ゴーン・ガール」ではボンクラな夫という感じが上手く出てる。

さらに誰もが印象に残るであろうのが、エイミー役のロザムンド・パイクの徹底した悪女というかクソ女ぶりで、ボンクラがクソ女にビシバシ騙される映画が好きな私としては、「世の中やっぱりロクでもね-な」とか思って心洗われるナイス配役である。

地味ながらも欠点が見当たらない

「ゴーン・ガール」はミステリ映画で、もちろんミステリの謎解きだけでも充分に楽しめる作品ではあるが、とにかく話が二転三転する。

前半は単純な失踪事件だったが、やがて夫であるニックが犯人らしいことが分かってくる、中盤はワイドショ-にニックが登場して、あえて”駄目な夫”を演じるなど若干頭脳戦の様相を呈したりもするし、後半はスリラーものに近かったりもする。

上記のように「ゴーン・ガール」は様々な表情を見せるのだが、そういった各要素が毎回そのジャンルの映画としてちゃんと面白く出来ていて、全体としてまとまってるし148分という長めの上映時間を緊張感を保って観せているあたりの安定感が凄い。

「ゴーン・ガール」の感想 

総評としては「ゴーン・ガール」は映画としてはあまり派手な場面もなく、展開がスピーディとかテンポがいいとかいうこともないのだが、それでもストーリーの面白さで2時間半近い上映時間をダレずに成立させており、有名小説の映画化としては真っ当で文句のつけようのない映像化を成し遂げている作品だと感じた。

また、あまり人を選ばないストレートな面白さを持つ映画でもあるので、カップルでデートに観にいくという以外の用途でオススメしたい。

 


映画『ゴーン・ガール』オフィシャルサイト

 

*1:「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年)」共同脚本、「ザ・タウン(2010年)」監督・脚本、「アルゴ(2012年)」監督・製作など

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