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映画忘備録

映画を見た感想を、ひたすらメモっていくブログです。

探偵はBARにいる:安心して観れる正統派日本映画

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探偵はBARにいる」は東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を原作*1とした、橋本一監督、大泉洋主演の映画、2014年現在で第3作まで製作が予定されている。

どこか懐かしい薫りのする正統派日本映画

この「探偵はBARにいる」には顕著な特徴があって、それは一昔前の日本映画のテンプレートに忠実ということである。 

それは具体的には、アクションがありちょっとだけエロイお色気シーンがあり、主演はコンビを組んでるとかいうことで、それ以外にも馴染みの変な店が必ずあるとか、いつかどこかで観た探偵バディもののエッセンスが色濃く感じられる。

また「探偵はBARにいる」は北海道札幌市を舞台にしているのだが、この舞台が地方都市というのも、なにか昔の日本映画感を感じる。

散りばめられる北海道ネタ

探偵はBARにいる」は北海道でのヒットが大きく、それが続編の製作に大きく影響しているらしいが、この映画が受け入れられたのは、単に北海道を舞台にしているだけではなく、イチイチ食ってる物が「北海道開拓おかき」だとか「やきそば弁当」だったりするとか、道民にしか分からないような”北海道ネタ”が散りばめられていることが大きい。

キャスト陣の魅力 

主演の大泉洋はどの映画のどの役柄でも安定して演じられる俳優で、北海道出身なので自然な北海道弁が話せる、「探偵はBARにいる」では北海道弁を活かせるのはもちろん、それ以上に演技の幅があってハードな役も三枚目の役も演じられるため作品との親和性が非常に高い。

相棒の松田龍平もキレの良いアクションと空気を読まない感じの役柄が板についていて、このコンセプトで主演にこの二人を配役できた時点でほとんど勝ちは見えている状態、特に松田龍平のアクションは、この映画のクオリティ向上に確実に貢献している。 *2

定期的に特別ドラマで観たい作品

本作「探偵はBARにいる」は、昔ながらの正統派探偵映画で非常に安心して観られる作品であり、「北の国から」みたいに定期的に特別ドラマとしてテレビでやって欲しい感じのする映画でもある。

こういったジャンルの新作映画というのは、いつの間にか貴重になってしまっているが、本来なら安定してこのレベルの作品を供給して欲しいし、この1作で終わってしまうのは非常にもったいない作品なので、安定してこのクオリティで以降も製作して欲しいと思う作品なのだが、2作目で早くも内容の劣化が・・・

 

*1:第1作は「探偵はバーにいる」だが、本作の原作は2作目の「バーにかかってきた電話」(ともにハヤカワ文庫JA)である

*2:探偵はBARにいる2」が駄目なのはこれが無いことが大きい

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