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映画忘備録

映画を見た感想を、ひたすらメモっていくブログです。

GODZILLA ゴジラ:メッチャ問題あるけどゴジラとしてはOK

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アメリカから再びやってきたGODZILLA

GODZILLA」というと1998年公開のローランド・エメリッヒ監督の例のナニ*1なのだが、なんで全く同じタイトルなんだよ混同するじゃん?と思っていたら、どうやら「GODZILLA ゴジラ」が正式な日本語タイトルらしい。*2

久しぶりの正統派ゴジラで、しかも制作があのレジェンダリー*3ということで期待はいやがおうにも盛り上がるが、もちろん懸念点もある。

それは前年に「パシフィック・リム」という巨大ロボットと怪獣*4が殴り合いを繰り広げるという夢の傑作映画が存在しており、時期的にも内容的にもどうしても「パシフィック・リム」と比較してしまうからで、そしてまともに怪獣映画を作ったところでアレを超えられるとは到底思えないからだ。

監督「ギャレス・エドワーズ

GODZILLA」の監督のギャレス・エドワーズBBCディスカバリーチャンネルの作品に携わっていた特殊効果クリエイターで、監督した長編映画作品は2010年制作の超低予算映画*5である「モンスターズ/地球外生命体」のみで突然、制作費1億6000万ドルの「GODZILLA ゴジラ」の監督をすることに。

ちなみに本作の撮影のためにカナダに入国の際、ゴジラを撮影するために入国すると述べたところ、入国審査官と良いゴジラ映画を撮る方法について議論するために足止めを食らうという、作らなくてもいい伝説を作っている。

物凄く分かりにくい上にどうでもいいストーリー

本作「GODZILLA ゴジラ」は、公開された事前情報がかなり少なかったため、初代*6のリブート版…つまり怪獣はゴジラだけで、それに襲われる人間社会を描く…というものなのか、それとも俗にいう「vsシリーズ」の新作…こっちはゴジラと怪獣が複数登場して戦うという内容…なのかが分からない状態で観賞した。

しかしながらこれが無駄に罠になっていて、今回はゴジラ以外に「ムートー」という新怪獣が登場するんだけれども、このムートーの設定が中途半端にゴジラっぽい*7ため、無意味に観客をミスリードして混乱させる結果になってしまっている。

人間なんかどうでもいいんだよ!

前半、さんざんいつものゴジラのような感じで巨大生物の伏線が描かれる、謎の巨大生物により妻を失い、その謎の解明に人生を賭ける男、その謎の生物を調査する謎の組織…しかしながらこれらは大体が実はどうでもいい情報で伏線でも何でも無いので注意しろ。

あと最初の原発があった場所に「JANJIRA」とか書いてあって、これは多分「NASA」とか「JAXA」みたいな感じで、なんか組織の略称なんだろうな…そうなんだろうな…とか思っていたら、「雀路羅(ジャンジラ)市」っていう"日本の地名"だそうです。

ゴジラが史上最も巨大感が出ててかっこいい

さて、ここまでだと完璧にマズイ感じで物語は進行しているわけだが、誤解してはいけない、グダグダしているのは人間の方だけであって、怪獣パートは完璧に近い出来であり、特にゴジラは巨大感、重量感ともに未だかってないレベルで映像化されているからだ。

若干の不安を抱かせた妙に重心の低いデザインも、ゴジラの巨大感を演出するのに一役かっており、繰り返される巨大感演出もイチイチ上手いというか、ありとあらゆるアイデアをそこに投下してる感すらある。

また今回のゴジラはCGなので従来より良く動くし、いいところでイチイチ見栄を切ったりしてくれてゴジラ映画の様式美を感じさせてくれる。

でもゴジラ映画だからOK

結論としては、人間パートとストーリーには物凄く問題を感じるものの、今までのゴジラ映画がそこまで素晴らしいストーリー性を持っていたというわけでもなく、そして肝心の怪獣パートは傑出した出来で史上最も巨大感と重量感のあるゴジラが観れるのだから、これはゴジラ映画としてOKでしょう。

ちなみに芹沢博士こと渡辺謙が「お前らガッジィーラとか言ってるけどゴジラだから」という以外には全く役に立っていないという件については、それでもやはり”日本人の博士がいるとゴジラ感が増す”という理由で、これもOKだと思ってます。

 

映画『GODZILLA ゴジラ』公式サイト

 

*1:ゴジラ FINAL WARS」を観る限りは積極的に抹殺する方向としか思えない

*2:でもアメリカでは当然ながらタイトルは「GODZILLA」なので意味がわからない

*3:アメリカの映画製作会社、代表作は「300<スリーハンドレッド>」「ダークナイト」「パシフィック・リム」など

*4:KAIJU、海の家を襲ったりする恐ろしい巨大生物

*5:制作費50万$

*6:もしくは84年度版のリブート

*7:放射線をエネルギー源としているため原子炉に住んでる

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