映画忘備録

映画を見た感想を、ひたすらメモっていくブログです。

バーニング・オーシャン-大爆破炎上が炸裂する正統派の実録ディザスタームービー

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バーニング・オーシャン(原題:Deepwater Horizon)」は、2010年にメキシコ湾で起きた石油採掘施設「Deepwater Horizon」で起きた実際の事件を元に制作されたパニック映画、近年珍しい正統派大規模ディザスタームービーで、爆破炎上の規模はもはや大人げないレベルで展開される。

監督はピーター・バーグで、次作の「パトリオット・デイ」も爆破テロを描いた実録物だし、前作の「ローン・サバイバー」も実話ベースなのだが、あまりにも作品の印象が強烈なのか、一般的には超大味な大作「バトルシップ」の監督として知られる。

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将軍様、あなたのために映画を撮ります:北朝鮮に拉致された映画監督の半生を描いたドキュメンタリー

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将軍様、あなたのために映画を撮ります(原題:the lovers and despot)」は、北朝鮮の映画の品質を向上させるという目的で韓国から拉致された女優と監督の数奇な半生を描いた2016年公開のドキュメンタリー映画である。

まず最初に断っておかなければならないのは、本作の「将軍様、あなたのために映画を撮ります」というタイトルが長すぎるため、チケットを頼むときに予想以上に気まずい感じにしかならない、東京都内で上映しているのが渋谷のユーロスペースしかない点を併せても観る前からハードルが高い作品である。

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レヴェナント 蘇りし者:レオ様念願のアカデミー主演男優賞受賞作だが、セリフは大体何言ってるかわかんない

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「レヴェナント 蘇りし者(原題:the revenant)」はアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、レオナルド・ディカプリオ主演、第88回アカデミー賞で監督賞、主演男優賞、撮影賞を受賞した作品でアメリカでは有名な実話を元にしている。

マイケル・パンクの「蘇った亡霊:ある復讐の物語*1」を原作としているが、実は原作は既に「荒野に生きる(原題:Man in the Wilderness)*2」というタイトルで映画化されており、本作「レヴェナント 蘇りし者」は「荒野に生きる」のリメイクとなる。

*1:ちなみに映画公開に合わせて「レヴェナント:蘇りし者」と改題して早川書房より再販された

*2:1972年公開 リチャード・C・サラフィアン監督、リチャード・ハリス主演

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ボーダーライン:麻薬戦争の得体の知れなさを的確に映像化した作品

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ボーダーライン(原題:SICARIO)は監督ドゥニ・ビルヌーブ、主演エミリー・ブラントのメキシコ麻薬戦争を題材にした犯罪サスペンス映画で、リアルなドキュメンタリー風の映像と、麻薬戦争というものの終わりの無さ、得体のしれなさというものを的確に映像化した作品。

ちなみに「ボーダーライン」の監督ドゥニ・ビルヌーブは「灼熱の魂(原題:Incendies)」「プリズナーズ」「複製された男(原題:Enemy)」などの作品を監督した人物で、「ブレードランナー」の続編の監督にも決定している。

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渋谷シネパレス:渋谷の街中に突然現れる2階席のある老舗映画館

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渋谷シネパレスは渋谷の西武百貨店の裏にある映画館で、えっこんなところに映画館あんの!という感じで突然現れる映画館。

 
場所柄か改築も容易では無いらしく、映画館が多数ある渋谷の中でも明らかに老朽化してる部類の映画館で、座席の傾斜が緩くてほとんど平面な感じになっている。
 
加えて2階席があるせいか、スクリーンが珍しいくらい高い位置にあるのも特徴で、どうみても見上げる形になって非常に見難いように思えるが、実際のところ思ってるよりも全然見やすい。
 
ちなみに個人的には座席がフラットに配置されているので、前目の座席のほうがおすすめできる。